自分がどれだけ世界を知らないか思い知った。私は小さな小さな世界で虚勢張って立っていただけだった。あのままだったら知らなかっただろう世界を知れたことで、私は少しでも前に進むことができるだろうか。ちょっとでもいい。私の世界が広がるように一歩踏み出していこうと思った。
(スモールワールド 04/30 22:00)



自分を守る術はこれしかなかった。
(脆弱な盾 04/30 21:55)



 日常なんて、あっけない程、突然終わりを告げる。
 僕は君に涙を見せないようにと、ぎゅっと目を閉じて、唇を噛みしめた。「ごめんね」という声だって聞きたくなかった。そのことが本当は夢の中の話で、僕は今眠っているだけなんだと思いたかった。けれど、あたりまえのように、僕をあざ笑うかのように、時は進んでいってしまった。
(透明なしずく 04/27 18:48)



あの日はもう、戻ってこないから
せめて、どういう形であっても残しておこうと思ったんだ
(後悔するなら 04/27 18:46)



諦めようって何度も思った
でも、
この先ずっと道が交わることがないなんて
僕には堪えられなかった
(押し殺したものは 04/26 15:30)



体がずぶずぶと沈んでいくんじゃないかと思うときがある。
そんな時にふと軽くなるような気がするんだ。誰かが掬い上げてくれたみたいに。

ありがとうって言う前にその感覚は薄れていき、残るは鈍い頭痛。
ぼんやりとした頭でなんとか「ありがとう」って呟いた。
(重い オモイ 思い 04/26 15:27)



一度だけでもいいから
これから先にこんな時間を過ごすことがないかもしれないから

一日だけちょうだい

後悔するのなら
楽しい記憶も一緒に残させてください
(ねがいはそらへ 04/23 21:32)



何かを失う予感はあった。

だけど何を失うのかに気づくことはなかった。
(手遅れの涙 04/22 20:50)



友達と呼べるようになった。
わたしが言えないようなことを彼はいつだってちゃんと伝えてくれた。
うらやましいと思った。輝いても見えた。

けれど、本当にそれだけだったのだろうか?
(キラキラはいつだって滲んでいた 04/22 15:44)



小さい時、永遠だと思っていた君との距離は
気がつけば案外近くにありました

だからと言って
僕から行くわけではないのだけれど
(永遠と言うこと 04/21 16:07)



 変わらない日々に嫌気がさし、変化を望んだ僕らは家を後にした。
 行く先も決まってないし持ち物もいつもと同じ鞄に入るだけ詰め込んだだけだった。それでも僕らは希望に満ちていた。帰って来れるのかもわからない。僕らの道が分かれるかもしれない。いくつもの不安を抱いていた。
 でも、その時が来るまでは、繋いだ手を離さない。まっすぐに前を向いて歩くだけだった。
(旅立ちを夢見て 04/20 17:44)



自転車をおもいっきり漕いでいった海は、今まで見たそれとは違い、とても眩しかった。

そこには青だけが存在し、色鮮やかに輝いてたあの日々はどこかに置いてきてしまったようだった。
(消えていった 04/20 16:22)



大切に掴んでいた何かは、気づいた時にはすでに手の中にはなかった。けれども、小さな温かさだけはそこからしばらくの間消えずに残っていた。
(小さな温もり 04/20 09:27)



いつか、あなたと知り合わなかった頃のような僕になってしまうかもしれない。

でも戻ったんじゃない。
前に進んで変わったんだ。
(変わって行く日々を 04/20 09:27)



ヘッドホンに遮られた君の声に、うん聞いてるよ、と適当な感じで答える。
「ちゃんと聞いてよね」という君の顔は、いつもよりも幼く見えた。

本当はちゃんと聞いてるんだよ。

ただ君のそんな顔を見たかっただけなんだ、なんて言う訳もなく、また君の顔をちらっと覗き込んだ。
(顔と声を 04/19 19:56)



まっすぐに生きるのは大変なんだろうな。
まわりの現実をそのまま受け止めちゃって、刺をありのまま自分で飲み込もうとする。自分でもどうすれば良いのか分からないから、ひたすら駆け抜けて自分の道を探そうとする。道が見つかればいいけど、見つからなかった時は真っ暗な中を放浪して絶望するんだ。
まっすぐすぎる生き方は、辛いけれど美しい。わたしには出来ない生き方だから本当にすごいと思った。そうやって生きてはいけない世界だから。
(携帯に残ってた 04/09 19:11)