就活をしないかわりに自分に課せたのは、卒業すること。
研究する内容…ね。今までぼくが真剣に研究したことはあったかな。


ぼくもまた歩き出したよ。貴方はとっくに歩き出していたけれど、ぼくは少しだけ時間がほしかった。だけど、もう大丈夫だから。ぼくはまたひとりで歩きだすんだ。



強要なんてしないよと笑う先生の顔は、たぶん、嘘で塗り固められたものではなかった。



僕も幸せになれたら、きっとそれはとても素敵なことだろうね
繋いだ手を放して、歩幅も進む道も自分の道を。貴方が幸せになりますように。
ありがとう。ほんとうにありがとう。



白いものを焦がす日射し



この道は自分で選んだものだけど、心配をしてくれていた人に感謝を忘れないで
がっかりされるのを怖がって顔色窺うよりも、自分ががっかりしないように道を進んでいきましょう



とある先生に話してみた。否定はされなかった
せんせい、就活をやめようとおもうんです。まだ決断しきれてないんだけれど、わたしのなかではほとんど固まってるんです。それを伝えられればいいのですが。それはもうちょっと先の話になりそうです。
そろそろ決断しようと思っているんです



自分の選んだ道なら、どんな結果でもやり遂げられると思う。それ以外は失敗の原因をほかの人に向けたくてどうしようもない気持ちに自己嫌悪してつらいから進みたくない


結構です。必要ありません。
やさしさに見せかけた優越感
だいじょうぶ、だよ。
しにたくなるくらい、ざんこくだね
これからどう歩んでいこうか


理由をはっきり言えることが素晴らしいこと、なんだよね。気持ちだけじゃだめなんでしょ
当社を志望した理由は?「一目見て何かを感じとり、説明会を通して好きになったからです。」じゃ、だめなんでしょ?
それに理由をあれこれつけて、それをいかに上手く言えるか伝えられるかで、決められてしまうのが悔しくてたまらない
好きになるのに、理由なんてない


あなたにはこの世界がどのように見えているんだろう
会いたくて走っていった。着いたさきに何もなかった。誰に会おうとしていたのか、なにをしようとしていたのか、何も覚えていなかった。


あたたかい涙
泣けるようになって、温かい涙も流せるようになったんだ。


灯りを消して、静かな夜が通りすぎていく。灯りが消えても温かさは決して消えはしない
小さい頃、雲があるところが世界のはじっこだと思ってた。
色あせたのはきっと自分のほうだ。
数えきれない日々を過ごして、ぼくは人の感情を知った。
僕は何がしたかったんだろう


自分を守る術はこれしかなかった。
僕が涙を流すとき、声が出ない。声を出して泣いたことがない。だから、泣いた後ほんの少しだけ声がかすれる。それを悟られまいと必死で


その言葉に棘があることに気付かずに投げかける人がいて、その棘が抜けないまま皮膚を突き破る音を聞く人がいる。
周囲には人間でないことが気付かれてしまわないように必死で振舞っていた。やがて仮面はしっかりとした人間のようなものになり、それを被る僕は空っぽのまま


いつも変わらない毎日がとても美しかった


誰を信じればいいんでしょうか


外は雨が降り始めて また僕は取り残されてしまった
その耳をふさいでいる音楽でさえ ぐるぐると頭を渦巻いている
空は涙を溜めて こぼさなかった
否定されたら、存在してはいけないと思ってしまうから